2017年12月07日 【新】セクハラと差別予防のオンラインビデオ講座、日本人の方々を対象に日本語で
最近セクシュアル・ハラスメントがニュースで話題になっています。そしてそれらのニュースは、アメリカで事業をする企業がこの問題を深刻に受け止める必要性を大いに気付かせてくれています。
20年以上の間、ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングは在米日系企業の日本人を対象にセクシュアル・ハラスメントと差別防止に関する研修を実施してきました。そして今回は顧客の方々からの要望に応じて、オンライン版も提供することに致しました。
コースのリンク:
全国版
カリフォルニア州版
コネチカット州版
このオンライン講座には3つのバージョンがあります。一つ目は全国向けのバージョンであり、日本人にアメリカの法的環境の理解を促すことが目的で、問題行動を避け、健全な職場環境が促進されるように作られた包括的な講座になっております。これには具体的に、アメリカでの差別の定義とそれについての考え方、セクシュアル・ハラスメントに関する雇用機会均等委員会(EEOC)のガイドライン、セクシュアル・ハラスメントとされている行動の具体例、採用面接や他の会話で避けるべき話題、自分がセクシュアル・ハラスメントの犠牲者となった場合何をすべきなのか、また苦情への対応方法等の説明が含まれています。クイズとケース・スタディでは、セクシュアル・ハラスメントに関する皆様の関心をより一層引き出し、この内容が現実のビジネスシチュエーションと結び付くように作成されています。
さらに上記の講座に加え、カリフォルニア州とコネチカット州対象の特別バージョンもつくり、この州で働く方々やその管理をする方々のための講座に仕上げました。この2つの講座は州特有の法律に関する情報を提供することによって、国内講座の内容を補足しています。またこれら2講座は、50名以上の従業員を持つ企業が、監督業務に携わる従業員全員にセクシュアル・ハラスメント防止研修を実施しなければならないというカリフォルニア州とコネチカット州の要件(カリフォルニア州のAB 1825、AB 2053、とSenate Bill 396、そしてコネチカット州のSection 46a-54 (15) (B)と46a-54-204)を満たすために作られています。カリフォルニア州の講座は完全にアップデートされており、ジェンダーアイデンティティ、ジェンダー表現、性的指向に基づいた虐待的行為とハラスメントに及ぶ最近追加された要件も全て満たしています。
このビデオは日本語視覚教材を使い、ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングの社長であるロッシェル・カップによる日本語ナレーション付きのスクリーンキャストとなっております。母国語でこの研修を受けることができるので、複雑な概念も誤解することなく十分に理解できるようにもなっております。尚、日本とアメリカの法律と習慣が異なっている所に重点が置かれています。
このオンライン講座はアメリカ到着後すぐの日本人駐在員の方々や遠隔地に勤務されている方々に、大切な情報を伝えるための便利な方法としての役割を果たします。また出張や短期滞在で日本から訪れる方々に対しても、アメリカ滞在中にアメリカでの期待に間違いなく応えられるよう、この講座を受講されることをお薦めしております。
この講座を受講されたいと思われる従業員が20名以上いらっしゃる会社の方々には、団体割引を適用することが可能で、また貴社のEラーニングのプラットフォームへの組み入れもできるようになっております。さらに詳細をお聞きしたいという方々はぜひご連絡ください。
これらの講座は重要な概念においての、綿密な基礎知識を提供しておりますが、日本人従業員の方々全員が間違いなく完全に理解し、疑問や懸念が解消されるように、ライブの研修も併せて受けられることをお薦め致します。また、もし従業員からのクレームがすでにある場合は、自らの行動を変える必要のある海外駐在者に対して、当社のバイリンガルコンサルタントがアメリカの職場環境により適合するように、一対一のコーチングを提供することもできます。現地での研修またはコーチングに関する情報に関してもお気軽にご連絡ください。
この重要な問題に適切に対処するために、クライアントの皆様にこのツールをお届けできることを楽しみにしております。
注:ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングは法律事務所ではなく、そしてロッシェル・カップは弁護士ではありません。またこの講座は法的助言の性質を持つものでもありません。