2009年11月20日 オバマ大統領のお辞儀
日本には、「アメリカがくしゃみをすると、日本は風邪をひく」という言葉があります。
オバマ大統領のお辞儀は、日本ではあまり話題になりませんでしたが、「握手をしながらお辞儀は、謝罪外交のようだ、とアメリカで波紋を呼んでいる」という記事が11月18日の朝日新聞の夕刊に出ました。
写真のオバマ大統領は確かに、握手をしながら深くお辞儀をしています。
でも、日本人で、戦争を知らない私は、それをとても好ましい写真だと感じました。
確かに、オバマ大統領は「天皇に会うときにしなくてはいけないと決められている深いお辞儀」をしながら、西洋式に握手をしており、2つのエチケットを同時にこなしています。
そのために”偉大な人物”には見えないかもしれませんが、好ましい人には見えます。
どうして アメリカ人は「自分を少しでも立派に」あるいは「素晴らしく」見せようとするのでしょうか?いつも自分を立派に、強く見せようとした 前の大統領は、私の目には、時にこっけいに見えていました。
私はヨーロッパやニューヨークで暮らしている時に、時々「忍者だ!」とか「侍だ!」とか言われながら、空手の動きをして挨拶されたことがあります。
また、タイ人でもないのに、タイ式の挨拶をされたこともあります。
それはエチケットにはかなっていませんが、私の好きなコミュニケーションスタイルです。
美紗子