2012年12月31日 グローバル化、M&A、グローバル人材育成：２０１２年のキーワード

2012年は、日本企業にとってグローバル化が大きなテーマとなった一年間でした。大小様々な規模の日本企業が、将来の成長を導くにはグローバルなスケールで積極的に事業展開し、成功することが欠かせないと気付くようになりました。グローバル化をさらに進めるために日本企業が行った活動としては、M&A、そして国内外の各拠点で社員のグローバルなスキルを伸ばすための能力開発投資の拡大の2つがありました。これらの活動をサポートすることが、弊社の2012年の大きなテーマのひとつとなりました。  

M&A
日本企業は2012年、国際買収に非常に活発に動きました。そして弊社も、これら企業の多くと様々な活動に従事しました。買収された企業のエグゼクティブや社員を対象とした異文化トレーニングのお手伝いとして、日本の企業文化を社員に伝えたり、日本の親会社とのやり取りに関して社員が感じ得る懸念に対応したりするなどの分野で、多数のリクエストをいただきました。また、弊社パートナーのGlobalBridgeHRとのコラボレーションを通じて、合併後の統合業務にかかわるサービスも多数提供させていただきました。買収した事業を会社全体の事業に上手に統合し、買収先と親会社の両方の社員が協調して円滑に業務を進めていくうえで必要となる組織構造や業務手順を開発する過程を支援いたしました。  

日本国内でのグローバル人材育成
弊社の日本支店は、日本で多数の異文化トレーニングを提供しており、特に日本人の参加者向けに日本語で行うセッションを得意としています。弊社の講師陣は、インド、中国、東南アジア、ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカなど、日本企業が密接にかかわっている主な文化について、深く掘り下げたトレーニングを提供することができます。また、シニア・コンサルタントの河﨑隆夫が開発し、今年『日経ビジネス』誌の特集でも紹介された外国人社員の人事管理に関するトレーニングに対しても、お客様から高い関心をお寄せいただいています。

日本国外の拠点でのグローバル人材育成
日本企業は、以前にも増して外国人社員をますます重要な役職に就けるようになっていて、これに伴い、大きな責任を担うのに十分な能力を外国人社員に持ってほしいと考えるようになっています。この能力開発にはしばしば日本出張中のグループ研修が含まれ、弊社はこの種のトレーニング提供で豊富な経験を有しています。また、日本企業の海外拠点に勤務する外国人管理職を対象に、マネジメント・スキルとリーダーシップ・スキルについてのトレーニングやエグゼクティブ・コーチングを提供してほしいというリクエストも多数いただきます。これら分野での弊社のサービスは、外国人部下を管理し海外事業を統括する立場にある日本人駐在員が能力をさらに高める目的でも重用されています。

本年中に賜りましたご支援とご厚情に謹んでお礼を申しあげるとともに、来年も変わらぬご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。健やかで楽しいホリデーシーズンをお過ごしください。また、2013年には世界に平和が訪れることを切に願ってやみません。

ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングは、日本とのビジネスに焦点を当てた国際トレーニングとコンサルティングを提供しています。多文化環境の職場におけるコミュニケーションと人間関係の向上を図ることにより、収益増大、社員の士気向上を支援いたします。事業目標を達成するうえでの一助として、弊社のサービスをぜひご活用ください。