globalization and Japanese female managers

「日本企業に女性はいらない」は本当か

クリスマスイブに、日経ビジネスオンラインで驚く見出しの記事を見つけました。それは『「日本企業に女性はいらない」が、経営学者の総論』。「そんなはずはない」と思って記事を読んだところ、強い反発を感じました。記事を書いた早稲田大学ビジネススクールの入山章栄教授がダイバーシティーに焦点を当てていたのは喜ばしいことでしたが、引用していた学術的研究の選択と、それに基づいた結論に違和感を覚えました。

これは単なる象牙の塔的な議論ではなく、日本企業が抱える大きな課題であるダイバーシティー(多様性)にどのように対応するかということに直接的に関わってきます。長い間の日本企業へのコンサルティング活動に基づいた私の結論は、揺るがないものです―21世紀に成功するために、日本企業は女性、外国人、など、異なった背景や考え方を持っている人を上手に活用できるようになることが不可欠です。

このメッセージは日本企業にとって非常に重要だと思ったので、私は自分に対するクリスマスプレゼントのつもりで『「日本企業に女性はいらない」は本当か』という題名の反論記事を用意し、去年の春から私が投稿しているハフィントン・ポスト・ジャパンに送りました。多くの学術的研究は、前出の日経ビジネスオンラインの記事の結論とは実は正反対で、多様性は企業へ良い影響をもたらし、さらに女性社員の割合が高く なると組織の売上と利益も大きくなるということを示しています。そのためには多様な人材から構成される職場のポテンシャルを最大限にするためのサポートを会社は提供する必要があります。

とても光栄なことに、この記事はかなりの関心を集めたようで、ソーシャルメディアでも話題になりました。そして、さらに光栄なことに、昨日(1月15日)の朝日新聞のオピニオン面にも紹介されました。

私のキャリアは、そして私が作った会社の使命は、ダイバーシティーの面で日本企業をサポートすることなので、このようなテーマに関する日本社会でのディスカッションに、少しでも貢献できたことはとても光栄です。今後とも、このような投稿や発言を積極的に行っていきたいと思いますし、顧客のダイバーシティー性推進、女性社員活用、そしてグローバル人材育成の活動をバックアップしていきたいと思います。今後とも、ご指導とご鞭撻をよろしくお願いいたします。



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