2014年5月06日 お陰様で、ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングのヨーロッパ事業が10周年を迎えました
お陰様で、ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングのヨーロッパ事業が10周年を迎えました。私は、この「お陰様」という言葉が大好きです。偉大なものの陰で恩恵を受けるという考え方は、お客様によって支えられている弊社に文字通り当てはまります。
最近あるお客様から、過去10年における在ヨーロッパ日系企業の変化を挙げるとすれば何か、その変化に伴って弊社のコンサルティングがどのように変化したか、という質問を尋ねられました。対応を迫られた大きなトレンドは、以下の3つにまとめることができると思います。
1. ヨーロッパ出身者の上級管理職への登用が増えたこと。これには、欧州企業の買収に伴って吸収された人材が含まれています。
2. ヨーロッパ、中近東、アフリカ(EMEA)の全域から派遣されてくる非常に多様な社員がセミナーに参加するようになったこと。日系企業がEMEA地域の業務統合を進めるにつれ、社員が国境を越えてコラボレーションすることが増えています。実際に机を並べている場合もあれば、バーチャルな環境での作業の場合もあります。
3. 日本人社員の間でも多様性が増していること。若手の研修生、女性駐在員、日本以外で教育を受けた「Uターン」組、あるいは日本人の現地採用社員などが見られます。
弊社では、標準セミナーの内容を改訂して、EMEA地域内の国の専門情報を増やしました。また、個人的なコンサルテーションや情報提供のリクエストに応じて、(日本人およびヨーロッパの)上級幹部に対して1~2時間のセッションも提供しています。社員とのコミュニケーション、社員の管理、さらには日本の本社との関係構築などを取り上げ、戦略的変化の提案がスムーズに受け入れられるようにするためのお手伝いをしています。
さらに、近日開催予定のオープンセミナーシリーズに新しいセミナーも導入しました。イアン・ファルマンが講師を務める「チーム内の日本人社員から最大の能力を引き出す方法」です。このトピックに対して最近とみに多くの要望が寄せられるようになっています。イアンは、ブルームバーグ・アジアで日本人マネージャーのチームを管理した経験があり、その個人体験に基づいて興味深いセミナーを進行します。
オープンセミナーシリーズのラインナップはこちらでご覧になります。
これらのセミナーを御社の社内で開催することもできます。御社のニーズに合わせて内容を調整することにより、標準セミナーを受講された方にもメリットをもたらします。また、1対1の情報提供セッションも行っています。
弊社では、お客様から学習したことを反映して、常にセミナーの内容を刷新しております。これからの10年間も変わらぬご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします!