リーダーシップ、女性、グローバール人材育成は2013のキーワードでした

2013年は、日本企業にとってエキサイティングな一年でした。安部内閣の率いる経済政策、アベノミクスが日本経済への信頼感をもたらし、新しいエネルギーを注入しました。東京が2020年オリンピックの開催地に選ばれたことも、士気を高める効果がありました。日本企業は、人事への投資を行ってさらなるグローバル化を図るなど、今まで以上に精力的な反応を示しています。国内外の社員のスキルを伸ばすためのプログラムの強化、また新たな海外拠点の開設やM&Aも活発に見られました。さらに、世界各地の企業が日本市場への関心を新たにする傾向も見受けられました。今年、弊社に対して寄せられたリクエストのなかには、日本に開設した新しい拠点、日本のパートナーとの新しい合弁事業、日本での買収に関する支援の依頼などがあり、これらの活動をサポートすることが、弊社の2013年の大きなテーマとなりました。

日本と海外の両方でのグローバル人材育成

日本企業は、グローバルな環境で事業を遂行するための能力開発が必要であることをますます認識しており、「グローバル人材育成」が流行語になっています。弊社の異文化理解とコミュニケーションスキルのトレーニングは、社員のグローバル業務能力を高めるうえで理想的なソリューションです。海外赴任前の日本でのトレーニングに加え、赴任後に海外拠点で日本人駐在員向けのトレーニングを提供しているほか、各国拠点の非日本人社員を対象に日本文化についてのトレーニングを実施したり、日本でグループセミナーを開催したりすることもできます。また、文化スキルと言語スキルの両方をさらに向上させたいと望まれる日本人の方には、語学学校イントラックスとの提携を通じて、サンフランシスコで集中的なイマージョンプログラムに参加していただくオプションもあります。グローバルなスキルを短期間に伸ばす必要のある日本人のニーズを考えて策定されたコースです。

リーダーシップ開発

グローバル人材育成の延長線上にある流れとして、日本企業は、社員のリーダーシップスキル開発も重視するようになっています。この分野でも、弊社は豊富な経験を有し、優れた実績を築いています。過去15年にわたって、「360度評価」の定評あるメソッド「リーダーシップ・プラクティス・インベントリ(LPI)」を使用して、日本人と外国人のリーダー職にある社員を対象にスキル開発を支援してきました。

日本人女性の活躍を支援

2013年に日本で見られた特筆すべき変化のひとつとして、女性のキャリア開発と管理職ポストへの登用を支援することが重要であるとの認識が強まったことがありました。この動きをサポートするため、弊社では、「女性のためのアサーティブなコミュニケーションスキル」についてのセミナーを策定したほか、日本企業による女性の登用を支援するための他のサービスを導入しています。

本年中に賜りましたご支援とご厚情に謹んでお礼を申しあげるとともに、弊社にとって設立20周年となる2014年も変わらぬご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。