ロッシェル・カップの新刊「DX時代の部下マネジメント」の紹介

日本人の管理職やリーダーの方をコーチする中で、必ず行き当たる話題がデレゲーション(権限委譲)です。これで苦労するのは日本人だけではありません。最近、あるアメリカ人のクライアントをコーチした際、デレゲーションという言葉に対する彼女のアレルギー反応に気づきました。失敗を恐れがちな日本人に、デレゲーションに大きな心理的負担を感じる人が多いのも納得できます。

アレルギー反応を弱める一つの方法は、ロッシェル・カップの新刊「DX時代の部下マネジメント」の第3章「デレゲーションの進め方」を読むことです。まずは、デレゲーションへの心理的負担の少ない業務を特定し、ステップ10までの過程を実行してみましょう。そして、デレゲーションする業務のレベルをしだいに上げつつ、同じ過程を繰り返してください。

また、第9章「イノベーションを生み出す組織づくり」は、少なくとも過去30年、日本の企業が取り組んできた課題とその原因を分かりやすく解説しています。現在の日本にもっとも必要なことの一つは、イノベーション(結果)とそれを支えるデレゲーション(行動)と日本文化のよさ(環境)が同時に発揮される状況を作り出すことです。これは、日本文化の担い手である日本人一人ひとりにぜひ考えていただきたい課題です。「DX時代の部下マネジメント」には、あなたの部下マネジメントの再考と改善に役立つ情報が満載です。ぜひ読んでいただき、デジタル・トランスフォーメーションとイノベーションに貢献されることを心より願っています。

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