家田義也
ミシガン州代表
ミシガン州 – アメリカ
ミシガン州 – アメリカ
家田 義也は、異文化コミュニケーション及び国際事業経営において、豊富な経験を有している。日本で生まれ育ち、北海道大学を卒業後、1999年にウィスコンシン大学マディソン校で機械工学の博士号を取得。日本の大学とアメリカの大学院という、二つの大きく異なる教育環境は、彼の異文化に対する洞察力の基盤を築いた。
博士課程修了後、ミシガンに拠点を置く日系自動車部品メーカーの米国子会社に入社し、ビッグ3自動車メーカーを主な顧客とする技術営業に従事。本社は日本、市場はアメリカ、同僚は現地採用と日本からの駐在員という環境で働き、文化の隔たりを埋める能力に磨きをかけた。
教育に強い情熱を持っており、自身が参加したジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングのセミナーで得た知見を取り入れ、職場において、日米間の異文化トレーニングを含む社員研修プログラムを立ち上げた。職場以外でも、デトロイト補習授業校の教師や、ミシガン大学のビジネス日本語クラスでのゲスト講師を務めるなど、豊富な教育経験を積んでいる。
2015年から2017年にかけては、本社経営企画部配属となり、家族と共に名古屋で生活。この期間、彼は日系企業の企業文化への理解を深め、業務範囲を技術営業から経営全般へと広げた。また、この時期の本社によるアメリカ企業の買収においては、一連のプロセスに深く関与し、重要な役割を果たした。
ミシガンに戻ってからは、米国子会社の経営戦略と経営管理の責任者となり、2019年には、買収したアメリカ企業の社長に就任。この役割において、日米の文化の違いに加え、事業モデルと企業文化の違いを乗り越える更なる経験を積んだ。
2024年、会社再建の道筋が立ち、新しい経営体制が確立したことを受け辞職。2025年、これまでの様々な異文化経験を活かし、日米社員間の相互理解を促進したいとの思いから、ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティングのミシガン州代表となった。