川平 謙慈
シニア・コンサルタント
イリノイ州 アメリカ
イリノイ州 アメリカ
川平 謙慈は、戦略的リーダーシップと経営の専門知識により、民間、公共、非営利団体など、さまざまな分野のビジネス環境で結果を出した経験豊富なエグゼクティブです。米国と日本の二重国籍というユニークなバックグラウンドと、英語と日本語、両国語を母国語とする流暢さが相まって、グローバル経営における貴重な経験と視点を彼に与えています。
米国と日本の両方でグローバル企業の執行役員級の職務を務めた川平のキャリアは、企業の成功を推進する彼の経歴を示す、ダイナミックな役割の組み合わせを反映しています。彼が携わってきた業界には、鉄鋼、消費財、小売、食品原料、コンサルティング、公共交通機関、高等教育、人道的NGOなどがあります。
川平は、都立新宿高校を卒業した後米国に渡り、シカゴ大学で学士号と経営学修士号を取得しました。また、彼はPrivate Directors Associationによる企業ガバナンスの資格を取得しています。
川平は、直近では、成田製作所の米国現地法人の最高執行責任者を務め、当社の稼ぎ頭に育てました。川平は1987年にインランドスチール社でビジネスキャリアをスタートし、新日鉄(当時)との合弁事業2社の設立に携わりました。1994年にミシガン州バトルクリークのケロッグ社に入社し、キャリアの大半をケロッグジャパンの経営陣として過ごしました。2003年に川平は当時赤字であった日本マクドナルドの事業再建経営チームの最高マーケティング責任者に任命されました。日本マクドナルドは当時、全社売上高が約4千億円で、同社にとって米国に次ぐ第2位の市場でした。同社は狂牛病と鳥インフルエンザによる供給と風評危機に面したにもかかわらず、1年以内に黒字化を果たしました。
NGOの世界では、川平は世界最大の人道奉仕団体であるライオンズクラブ国際協会の国際本部の幹部を務めました。また、公共サービスの分野では、米国で2番目の規模の公共交通であるシカゴ交通公団(CTA)の副社長兼最高マーケティング責任者として6 億ドルの歳入を担当し、運行計画、乗客コミュニケーション、不動産、広告販売、事業開発を監督しました。彼がCTAで立ち上げた革新的な運賃支払いシステム プロジェクトは、2013 年に Ventra カードとして導入されました。
さらに、川平はナショナル ルイス大学、リップマン ハーン、米国水質協会、エドロング デイリー テクノロジーズで 執行役員の職務を務めました。
川平は、2007 年にシカゴ日米協会の理事に選出されて以来、非営利団体の理事を務めています。現在は理事指名委員会のメンバーであり、4 人の副会長の 1 人です。川平は現在、ヘストン大学の理事長を務めています。 1909年に設立されたこの大学は、米国メノナイト教会に所属しており、川平は2014年から理事を務め、現在は2期目の理事長を務めています。2015年から2016年にかけて、川平は12人からなる学長選考委員会の委員長を務めました。また、東京の昭和女子大学の米国キャンパスである昭和ボストン校の学外理事も務め、その理事時代には学長選考委員会にも参加しました。
川平は、全社的な顧客体験の改善活動、イノベーション、グローバルマーケティング、グローバル経営などのテーマで頻繁に講演を行っており、ノースウェスタン大学、シカゴ大学、ミシガン大学、日本・米国中西部会、ジェトロ、日本マーケティング協会、日本生産性本部、米国弁護士協会、米国商務省など、幅広い聴衆や機関に対してプレゼンテーションを行っています。