15. そもそも、コーチングって何?【コラム:幸せになろうよ – a joyful life】

前回コーチングを受けた経験を書いたところ、「コーチングって何ですか?」というご質問をいただきました。直接定義するのが難しいので、いつも他のサービスとの比較で説明します。

コーチングとコンサルティングの最も大きな違いは、誰が解決策を出すかです。コンサルティングでは専門知識を持つコンサルタントが解決策を提供する一方、コーチングでは対話を通じて、クライアントご自身に解決への道を探っていただきます。

コーチングは、クライアントは健康で十分な判断力を備えているという前提に基づいています。ですから、コーチが新しい視点を提案することはあっても、解決策を提供することはありません。課題や問題にじっくり取り組んでいただく中で、クライアントに成長していただくのがコーチングです。このため、コーチングはリーダーの育成によく活用されます。他のプロセスでは、成長するのはコンサルティング会社の担当者や、アドバイスをくれた人などですから、クライアントは将来同様の課題に直面するたびに、他者に助けを求めがちです。

また、コーチングで心が癒されることがありますが、それはコーチングの本来の目的ではありません。ですから、心の病がありそうだと感じている方がコーチングを受けられたい場合は、カウンセリングや心理療法との併用をお勧めします。

コーチの主な役目はよい聞き手となり、質問を通じてクライアントの話に食い違いや盲点があるかどうかを探り、さまざまなモデルや手法を使ってクライアントの価値観や考え方を明らかにしつつ、目標達成のためにクライアントの成長を促します。このプロセスを短縮するために、私はGrowth Edge Coachingという手法を活用することがあります(資格あり)。

一つ強調したいのは、ICF(国際コーチ連盟)の資格を持つコーチとクライアントは対等のパートナーだという点です。上下関係を重視する日本ではコーチの立場が上と思われがちですが、コーチングの中に上下関係は存在しません。コーチはクライアントの成長の可能性を求めてさまざまな質問をしますが、クライアントが的外れだと感じた場合や、質問に答える心の準備ができていない場合は、正直におっしゃっていただくことが大切です。大事なことは対話に繰り返し現れるので、クライアントの自己理解が深まり、コーチとクライアントのお互いへの信頼が増すにつれ、課題を深く掘り下げて検討できるようになります。

今秋、無料で45分のご相談を受けています。コーチングにご興味のある方、ご質問のある方はこちらへご連絡ください。https://japanintercultural.com/connect-with-us/ 

ご相談、コーチングともにオンラインで行う予定です。

実り多き秋となりますように。

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