28. サイレントブッククラブ【コラム:見る前に跳べ】

同僚のジェニファー・シンカイさんから、サイレントブッククラブという特別な読書クラブへの招待状を受け取った時、「これこそ私にぴったりなクラブ!」だと思いました。彼女はこう誘っています。「課題図書なし、発言のプレッシャーもなし。好きな本を持ってきて、静かに読書を楽しむ会です。読書前後のゆるトークも自由参加です。」

アメリカに移住してから初めて読書クラブという概念を知りました。読書クラブを題材にした映画は数多く作られており、面白いものもあれば、まあまあなものもあります。しかし、どの読書クラブも内気な人向けではありません。課題や話さなければならないというプレッシャーが、私のような多くの日本人を遠ざけてしまうでしょう。

と言っても私は以前、読書クラブに参加していたことがありました。(日本人ではない)仲の良い友人のアイディアで、構成人員2名の気軽な読書クラブを始めたのです。読む本と集まる時間を決めて、それ以外は何のプレッシャーもありませんでした。「読書クラブ」と呼んでいましたが、「ねえ、お茶でも飲みながらおしゃべりしない?本も持ってきてね」でもよかったかもしれません。

私にとって、読書クラブは外向的な文化の象徴です。読書クラブで思い浮かぶのは、ダイアン・キートンやジェーン・フォンダのような、社交的で歯に衣を着せずにものを言う登場人物たちが、ワインを片手に本について語り合いながら楽しくおしゃべりしている光景です。オプラの「ブッククラブ」は、彼女の絶大な人気を活用して大成功を収めましたが、その親しみやすさと文化的関連性もあって、アメリカの視聴者に広く受け入れられました。

私たち日本人は、リラックスした雰囲気の中で集まっておしゃべりするのは好きですが、公式なグループの場で意見交換することに慣れていません。だからこそ、ジェニファーの「好きな本を持ってきて、静かに読書を楽しんで、読書前後のゆるトークも自由参加です」という言葉は、とても共感を呼びます。彼女は「のんびりとしたおしゃべり」という意味で「ゆるトーク」という口語的な表現を使っていますが、私はのんびりした雰囲気が大好きで、ニューメキシコ州のゆるキャラにもなれるくらいだと考えています。

サイレントブッククラブというコンセプト、本当に素晴らしいアイデアだと思います!ぜひ参加したいのですが、6000マイル以上も旅しなければなりません。次回日本に来るまでお預けです。その代わりに、アメリカでサイレントブッククラブを始めるという手もあります。内向的な方で、参加してみたい方はいらっしゃいますか?

* この記事を書いた後、サイレントブッククラブは2012年にサンフランシスコで設立され、今では世界60カ国以上に2,000近くの支部を持つほど盛んに活動していることを知りました。私の近所にも、80キロ圏内に支部があります。世界には内向的な人が予想以上に多いようですね…

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