Last Updated: 10 8月 2026 21. ラジオ体操【コラム:幸せになろうよ – a joyful life】
夏になったら片付けようと思っていたことがいろいろありました。しかし、「今日こそは、山の一角を崩すぞ」と意気込むたびに他の緊急要件が入り、手つかずじまい。その上、7月末に体調を崩して休んだせいでやるべきことが増え、8月になると焦り始めました。
たまった仕事の山を崩すには、一つずつ取り組むしかありません。しかし、今までの「後回し」が祟り、内容の再確認や見直し作業などに手間取り、なかなか思うように進みません。
ある日、朝食前に本を読んでいると「そういえば、あれもしていないな」と、手のついていない一件が頭に浮かび、本に集中できませんでした。心がふわふわしています。思った以上にストレスがたまっているのかもしれないと、わが身を案じました。
人はストレスを感じていると、呼吸が浅くなります。すると心臓がいつも以上に働くことになり、体は疲れ、心的ストレスが増えるという悪循環が起きます。ですから、ストレスを感じているときこそ、運動して呼吸を深くすることが大事なのだそうです。
そこで、体調が悪かった間に遠ざかっていたラジオ体操第一と第二を連続でしました。コーチングのクライアントだった方が、薦めてくださったものです。ラジオ体操第二には生活の中ではしない動きがいくつかあり、多少の慣れが必要でした。しかし最近は、少し変わった動きの方に魅力を感じています。脳がいい感じに刺激される感じです。たった6分の時間投資で、体も心も軽くなります。ラジオ体操が日本人のライフスタイルや体質に合わせ、ツボを押さえているからでしょう。
たいていの場合、考えてもストレスは減りません。脳は心臓や肝臓などと同じ臓器です。「脳を特別扱いしたり、過信したりするべきではない」という瞑想家のアドバイスに、深く納得しています。また、脳は同じことを同じ道筋で考えがちです。固定の思考回路を断ち切って気分を一新するには、まず体を動かしてみることです。そして肝心なのは、心が軽くなったところでさっそく行動に移ることです。
ラジオ体操のおかげで案件が二つほど片付くと、仕事の山の高さはさして変わらないものの、気分がだいぶ楽になりました。そして、「さっさと片付けたい」という思いが、心の負担になっていたことに気づきました。何事にも時間がかかることを受け入れ、一つの案件を三つの作業に分けて、一つずつこなすようにしたところ、心のふわふわ感がなくなりました。マインドセット(心の姿勢)を「現実的でかつ前向きなもの」にすることも、ストレスとの付き合いには大切だということでしょう。
このエッセイの下書きもラジオ体操の後に書きました。友人に感想を聞き、週末にゆっくり仕上げました。ラジオ体操→即行動と、新しいマインドセットの組み合わせ。自分で自分にプレッシャーをかけているときなどに、お役に立つかもしれません。
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