日本人は非常に仕事熱心ですが、必ずしも働くことを楽しんでいるわけではありません。従業員エンゲージメントの測定を目的として行われるグローバルな調査では、日本人のモチベーションは、常に対象国のなかで最下位またはそれに近い順位にランクされています。実際、日本人マネジャーの多くは、社員のモチベーションの低さについて懸念を抱いています。仕事がつまらないと感じている社員や不満のある社員は、 積極性に欠けるため、生産性が低く、それがカスタマーサービスやイノベーションなどの側面に表れます。さらに、会社の離職率が高くなり、結果としてコスト増を招く恐れがあります。