日本のビジネス文化についての研修

日本人と一緒に働く外国人は、通常、どうすれば人間関係やコミュニケーションを改善できるかについて多くの疑問を抱えていますが、答えを見つけるためのリソースはほとんど持ち合わせていません。この異文化研修は、そうした疑問を解消するまたとない機会をもたらします。日本の社会やビジネスの機微を分かりやすく説明するスキルを持った専門家に答えてもらうことができます。取り上げるトピックは、日本人のコミュニケーション・スタイル、一般的な日本のビジネス・プラクティス、言葉の壁を克服するためのテクニック、日本の組織における意思決定のあり方、日本人とのミーティングの効果を高める方法などです。これは、日本人の同僚、顧客、サプライヤー、パートナー、投資家などと接している外国人向けに弊社が提供している日本文化に関する研修のなかでも最も人気が高い研修です。

日本人と長く一緒に仕事をし、深く接するようになればなるほど、日本的な仕事スタイルに関する疑問が増えていくこともあります。この上級編研修では、日本人と3年以上働いてきた人、もしくは基本編を修了した人のニーズに対応します。さらに深く踏み込んで、新しい気づきを提供するとともに、日本人とのコミュニケーションと人間関係を向上させるための対応策を学びます。事例研究やディスカッションなどの参加型のアプローチを使って、目標設定のアプローチの違い、日本の組織の意思決定に対して影響力を発揮する方法、ワーク・ライフ・バランスに関する異なる見解など、様々なトピックを取り上げます。

日本では、「お客様は神様です」が理想的なカスタマーサービスの姿勢とされています。日本でサプライヤーが顧客に対応する際の接し方は、他の国の一般的な対応とはかなり異なる場合があります。依頼をする際の日本人のコミュニケーション・スタイル、そして依頼に対する反応への期待には、違いがあるかもしれません。日本のカスタマーサービスの概念を理解することで、日本人の顧客と上手に取引できるようになるでしょう。この研修では、「日本の顧客が求めることトップ10」を紹介しながら、日本人のカスタマーサービスに対する期待を説明し、対応、説明責任、納期、さらにはビジネスマナーと社交のエチケットについて学習します。

日本人と他の文化の人たちの間で多くの交流が発生するのは、ミーティングや会議の場です。しかし、ミーティングの位置付けや進め方に文化の違いがあるうえ、言葉の壁もあるため、決して生産性が高いとは言えないミーティングになっていることも少なくありません。この研修では、日本人とのミーティングをはるかに有意義にするためのテクニックを、対人のミーティングとバーチャルなミーティングの両方にわたって取り上げます。

日本への出張は、本社のスタッフと直接知り合い、良い印象を持ってもらい、出張後も長く続く人間関係を構築する重要な機会です。しかし同時に、日本人の同僚の「ホームグラウンド」でもあることから、日本のビジネスマナーや社交のエチケットを守ることが普段以上に期待されます。日本文化に対する理解を行動で示すことで、良好な関係を築き、仕事の目的を達成できるようになるでしょう。この異文化研修では、日本への出張を成功させるために知っておくべきことを解説し、プレゼンテーションやミーティングのコツからアフターファイブの社交まで、幅広いトピックを取り上げます。犯しがちな失敗とそれを避ける方法も、詳細に説明します。